木の香りが漂うカチガワランドリー勝川駅南口のコインランドリーが日本初のFSC(R)プロジェクト認証を授与。

FSCとは森林管理協議会（Forest Stewardship Council）(R)のこと。FSC認証は、適切に管理された森林から切り出された木材を他と混ざらないように区別し、生産、加工、流通のすべての工程でその木材だと認められないともらえない認証です。

森林を破壊せず、動物たちの住処を奪わないで木材を調達しているか、製品が完成するまでの加工や流通のすべての工程で認証木材以外が混ざっていないかなどをチェックし、生産地と工程のトレーサビリティが確実に取れていないと認証されません。

なんだか難しく思えますが、店内の構造材が森林環境とそこで働く人の人権を守っている適切な木材が使われていることが大切で、その認証を受けるために増える作業もあるようで、なかなか大変だそうです。

「森と海をまもるコインランドリー」の建築は、森を守る木材を岐阜県の東白川村さん、建物を建てた株式会社エコ建築考房さん、施主のカチガワランドリーさんのコラボで実現しました。

カチガワランドリーさんは春日井で古くからある街のクリーニング屋さん。

環境問題に興味を持ったきっかけはクリーニング屋は水を汚しながら発展するが、破壊しながら発展するのをどうにかできないかと考えたのがきっかけ。

結果、水を汚さない洗剤を開発して、その洗剤をコインランドリーやクリーニングで使い、使った水をキレイにすることを目標に、日々、それを実現しています。

新しいコインランドリーを建てる時も自分たちで何ができるかを模索し、エコ建築考房さんと話しているうちに少しぐらい時間やお金がかかっても良いから、環境をまもる建物を建てることにしたそう。

エコ建築考房さんは安全な自然素材を使い、国産無垢材を使用した住まいを建てることに定評のある会社。

環境問題に力を入れているカチガワランドリーさんと安心・安全な素材を使用した住まいを建てるエコ建築考房さんという、環境問題に意識の高い会社同士が結び付くのも必然だったのでしょう。

東本さん曰く、

「これからの企業は環境をまもることが使命。大人が子ども達のためにできること、役目を考えていきたい。」

自分たちのためじゃなくて、子ども達の将来を考えて行動をしている点が素晴らしいと感じました。

東白川村は明治22年から村ができ、山や里を守る活動をしています。

以前は環境を守るためには木を切ってはいけないとイメージでしたが、今は山の木を切って、使って、植えるのが大切だそう。

「東白川村で切った木がこの店舗で活かされている。それは山や村を守ったり、水を守り、二酸化炭素を循環、環境に優しいことにつながっていく。これからも山や里、村を守っていきたい」と今井村長は笑顔が素敵な方でした。

ちなみに東本さんはこの後、木材を使ったので、東白川村の山中に木を植えに行くとお話されていました。

昨今、SDGsの活動が叫ばれていますが、人として何ができるかを考えた個人の活動も大切にしながら、今後も環境問題に真剣に取り組む企業が増えていき、今より少しずつでも良い方向に変わっていくよう願っています。

参考：森林管理協議会（ForestStewardshipCouncil）(R) HPより

※情報は予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
　最新の情報につきましては、施設・お店等に直接お問合せください。