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春日井まちゼミ

我がまちを知る  下街道を散歩しましょう

春日井インター付近 12世紀の阿弥陀如来坐像安置の退休寺

       (17)腸恩山退休寺 (18)下街道の古井戸 (19)お天王さま/常夜灯

       (20)大泉寺八幡社 (21)御嶽神社    (22)尻冷し地蔵

春日井市大泉寺町に所在する退休寺は、正保元年(1644)に尾張藩士・小野沢五郎兵衛によって創建された浄土宗の寺院です。
誠実で忠義心の強い五郎兵衛は、徳川義直公の付家老。尾張藩の菩提寺である建中寺の末寺を建立しようと,自らの隠居所に建てたのが賜恩山退休寺である。

本堂にはご本尊の阿弥陀如来坐像が安置されている。

 

永年、造立年代も何もわからぬまま安置されて来た阿弥陀如来坐像。
2016年退休寺本堂修理の折、阿弥陀如来像も修理に出され、像の底板を外したところ、久安2年(1146)に尾張国の中嶋郡で造立された像であることが明らかとなった。
中嶋郡といえば、現在の稲沢市と一宮市南部を含む地域で尾張国の国府が置かれてたことから平安時代後期から鎌倉時代初期に造立された貴重な仏像が複数体伝存している。

退休寺阿弥陀如来坐像もこの仲間と言える。

 

 

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