こんにちは
まいぷれ春日井市編集室です

最近、暑くなってきましたね～
梅雨の時期はいつまで続くのか...。
織姫と彦星は七夕の夜に無事に会えるかな？と考えて、七夕のことをよく知らないことに気が付きました。
実際、「七夕」という字で「たなばた」ってなかなか読めませんよね
今回はそんな七夕について調べてみました。

【七夕の物語】
日本の七夕（たなばた）の物語は中国の「七夕伝説（ななせきでんせつ）」が元になっているようです。
神々の着物を織る「織女（日本でいう織姫）」は真面目な牛飼い「牽牛（日本でいう彦星）」と結婚。結婚後2人は働かなくなり、織女が着物を織らないため神々の着物はボロボロ、牽牛が牛の世話をしないため牛は病気に。怒った織女の父親は、2人を天の川の対岸に離した。織女が泣いて悲しむので、年に1回だけ会うことを許すように。この話が元になり、日本の七夕の物語が作られたようです。

【「七夕」は「たなばた」と読むのはなぜ？】
「棚機（たなばた）」は昔の日本のけがれを清める行事。稲の開花時期に水辺にある機屋（はたや）で豊作を祈りながら心をこめて着物を織ります。
着物を織る機械が「棚機（たなばた）」という機織り機で、そのまま行事名になったそう。
中国の行事の「乞巧奠（きこうでん）」は、機織りや手習い事などの上達を祈る行事。7月7日に祭壇に針や五色の糸を供えて、星に祈りを捧げます。奈良時代には日本に「乞巧奠」が伝わって日本古来の「棚機（たなばた）」と融合し、「七夕（しちせき）」という宮中行事に変化。星をながめたり、音楽を奏でたり、詩歌を楽しんでいたそうです。「しちせき」と読んでいた七夕を棚機にちなんで「たなばた」と読むように変化したそう（諸説あり）。

【七夕飾りの意味】
七夕飾りは7つ。それぞれ意味があります。
折鶴
　家内安全や長生きを願う
吹き流し
　機織りや裁縫の上達を願う。織女に五色の糸を針に通してお供えした物を紙で表現
網飾り
　大漁を願う。漁師の網を紙で表現
財布（巾着）　
　金運の上昇を願う
神衣・紙衣（かみこ）
　人や着物の形を折り紙で表現。裁縫が上達し、着るものに不自由しないことを願う。災いや病気の身代わりの意味も。
くずかご
　整理整頓や倹約の心を育てることを願う
短冊
　五色の短冊に願い事を書いて飾る。七夕はもともと裁縫の上達を願う行事のため、学業や習い事の上達を願う。

【五色の短冊の意味】
短冊の五色は、赤・黒（紫）・青・白・黄。
この色は中国の「五行説」で万物のすべてを構成すると考えられた5つの元素に色を当てはめたもの。
火（炎）は赤、水は黒（紫）、木（植物）は青、金（鉱物）は白、土（大地）は黄。
この五色を短冊や吹き流しに使用することにより、魔除けの意味を持たせたそう。

笹に七夕の飾りや願いことを書いた短冊も飾っていましたが、それぞれの意味を深く考えていませんでした
それぞれ意味があり、奥が深いんですね
今年はそれぞれの意味を考えながら笹飾りを作って飾りたいと思います～

参考：株式会社日比谷花壇

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